回想③~同居編~
嫁が家にかえってこない男♂です。
同居を始めるべくアパートを借りたものの、
1人暮らしをスタートした所から、回想③です。
何もない部屋
実家を出たことがないお嬢様じゃなくても、
いきなり何もない部屋に住むのは、当然無理があります。
僕は布団一枚で生活を開始し、
生活のインフラ整備をしながら、嫁を待つことにしました。
しかし、いくら物が整備されても、
週末に数時間やってくるだけ、というのが3か月程度続きます。
何故引っ越さないのと問えば、
溺愛する実家の犬と離れたくない、とのこと。
実家の犬 > 俺
嫁の引っ越し
3か月程して、嫁がついに引っ越しをしてきました。
引っ越しと言っても、数キロですが。
びっくりしたのは荷物の多さです。
靴箱やWICなど収納は恵まれた物件でしたが、
そのスペースはほぼ全て嫁の荷物で埋まります。
靴は30足を超え、選抜してきたらしい服も箪笥とWICをほぼ占有する始末。
₍ちなみに僕は革靴とスニーカー、ランニングシューズ、以上です₎
嫁の靴をチラッと見たことがありますが、
made in Italy とか書いてあって、さぞかし高いんだろうと思います。
…まぁ、ほとんど親に買ってもらったのでしょう。
週末実家帰省、からの呼び出し
同居を始めてから1か月後くらいに結婚式も挙げ、
正式に嫁は実家を出るはず、でした。
しかし、週末は基本実家に帰るのです。
未だこの頃は、泊まってくる頻度は流石に少なかった気がします。
「嫁ぐ」なんて表現は時代錯誤でしょうが、普通はご両親が多少心を鬼にしても、「実家に帰ってくるな!」と言うべきでは?と思います。
まぁ、今のご時世は違うのでしょうね。
あと 嫁が息抜きに帰るのは結構なんですが、
夕食に呼び出されるのが、苦痛でした。
₍嫁のうちは大抵外食なのです₎
ほぼ毎週末ですよ。下手すりゃ土日とも。
僕としては、かなり譲歩して頑張っていたつもりです。
家事も結構分担していました。
しかし、嫁には当たり前という感覚だったのでしょう。
また、結婚したとはいえ、赤の他人が一緒に住むわけですから、
小さい衝突はありました。
僕は大した問題ではないと思っていましたが、
これが大きな間違いでした。
上げ膳据え膳・大好きなママと犬・金持ちパパ
こういった実家が基本にあるので、
不満やストレスに対するキャパが凄く小さいのです。
正直誰と一緒に住んでもダメなのでは、
と僕は自分を慰めています。
ともかく、終末へのカウントダウンが少しずつ忍び寄っていることを
この頃の僕は気づきもしていませんでした。
₍つづく₎